◎さつま揚げから、笑顔を。
木々の移ろいを愉しむように
日々、変わっていく空の色を感じるように
春、夏、秋、冬。
四季を映す「さつま揚げ』を造りたい。
私達のつくるさつま揚げは魚だけではなく、
大地の恵みである「野菜」も主役です。
地球の比率、海7:陸3。
理想ですが、そんなバランスのさつま揚げを造りたい。
そして皆様に届いたさつま揚げがふっ、と笑顔に変わるように。
たまたま買ったさつま揚げが何気ない時間をすこしだけ明るくするように。
さつま揚げができることって、たくさん、あると思うんです。
◎日本さつま揚げ食べ歩きの旅。
そこから生まれた、理想のさつま揚げ。
今井かまぼこは、どんなさつま揚げを造りたいのか。
その答えが見つかるというアテもないまま、
2007年6月
三代目は横浜から沖縄まで各地の「練り物食べ歩きの旅」に出ました。
1日3食、ひたすらさつま揚げを食べる旅(笑)
そこで、得たもの。
それは「どのさつま揚げを食べても同じ」
と感じた事。
自分たちにしか、つくれないさつま揚げを造ろう。
自分たちの思いを、練り物を通して、伝えよう。
何より「さつま揚げから、笑顔を」生み出したい。
◎料理としてのさつま揚げ造り
まず、練り物造りで一番大切なこと。
それは原料となる、魚。
私たちは厳選した3つの地域より魚を仕入れております。
一つは、北海道の良質なスケソウダラ
一つは、タイの
最上質のイトヨリダイのすり身
そして
最後の一つが、さつま揚げの旅から出た答えとなる
地元横浜小柴漁港や相模湾の捕れたての魚たち。
イシモチ•アジ•イサキ・カマス等
うまみ抜群の鮮魚達です。
本来あったはずの日本各地の魚食文化。
時代とともに、効率化や乱獲が続き
薄れていった、地元の素材を楽しむという豊かさ。
もう一度
日本の伝統食文化である練り物造りを見直そう。
それが新しい練り物造りへと繋がるはず。
◎なつかしくて、新しい。
ワクワクして、ほっとする。
そんなさつま揚げがいい。
漁師さんが命懸けで捕って下さった魚たち。
ここから先人の知恵の結晶である採肉、水晒し、擂潰、
という昔ながらの手仕事を
初代今井徳二が続けてきたよう、
一つ一つ丁寧に経て
魚の旨味と風味が詰まった
今井かまぼこ独自の特製すり身をつくります。
そして、この身をさらに美味しく、
楽しく召し上がって頂くために
旬の活き活きとした野菜達と
すり身を出会わせます。
料理としてのさつま揚げを造るためには
非効率でもひとつひとつ手仕事を
大切にすること。
◎2020年からは「地魚」のアラを「地力(ちりょく)」
に活かすプロジェクトを始めました。
さつまあげ造りの工程で残ったお魚の骨・皮も大切な命の一部。
保土ヶ谷区生産者山本諭さんの協力を頂いて
そのアラを畑の堆肥として活かします。
海の命が畑の「地力」となって野菜を育み
その野菜を頂くことで私達や何より
子供達の体と心を育んでくれます。
雨がその地力を川に運び
海へと還ります。
山本さんも自分も3人の子の親として
代々続くバトンを次の世代へ繋げられるように。
自然も人も「地力」の一部として活きる。
そんな活動をゆっくり少しづつ始めています。
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